代表の独り言①
被爆者の方のお話を聞いて
注)団体の活動とは無関係です。
2022.1.31(月)
私の学校の生徒会が、「核に関する学習会」を主催した。被爆者の方などからのお話を聞いた後、参加者同士のグループディスカッションを行う、というものだ。
その会で、参加者の1人が被爆者の方に対し質問をした。「日本はアメリカの核の傘に守られている。もしも核がなくなったなら、どうやって国を守るのだ。」と。被爆者の方はこの質問に対し「国を守るのになぜ武器が必要なのか?」と答えた。
この二つの意見は、一見すると全く別物に見える。しかし私は、実は根幹は同じなのではないかと思う。
「もし武器が全部なくて平和なら、それがいい。しかし、現在の情勢を見ていると、核を捨てるのは難しい。」というのが殆どの人に共通する考えであるならば、参加者と被爆者の方の相違点は、この考え方のどの部分により重点を置いたか、ということではないだろうか。被爆者の方は前半部分を、参加者は後半部分に焦点を当て話したのではないか、と。
もし今度機会があれば、僕の推測が正解だったのか確認してみたい。もし外れているようなら、より詳しく意見を聞いてみたい。
たとえ相手の意見に同意できなかったとしても、自分と違う考えを知るというのは結構面白い。皆さんもぜひやってみてほしい。